思い出の玉手箱                                               案  内   
om9
園児らと「おさかな天国」秋を舞う

 
 
もう十年も前になるでしょうか。町の幼稚園の園長先生をしていました。秋の運動会の日にぼくは可愛らしい園児たちと「おさかな天国」のダンスをしました。前の子ども達となんとなくぼくの踊る姿が合っていないでしょう? でも、ぼくが間違っているのではありません。右の奥のお母さんの姿とぼくの姿は同じですよね。いいんです。いいんです。何日も何日も、何度も何度も練習しても彼等は同じなんです。いつでもその時の気分で踊るのです。どんなに下手でも「じょうず、じょうず」と褒めてあげるのです。
 そうすれば何度でも踊ってくれるのです。彼等には上手に踊れるように練習するのではなく、いかに踊らせるかが勝負なのです。その可愛らしさは格別です。

 前に小学校に勤めていた時には「小学一年生」を宇宙人だと思っていました。が、園児たちはその遥かに上を行く強者たちです。まるで別の天体から来た異星人という感じです。それなのにその可愛らしさはまさに格別です。何時間一緒にいても飽きることがありません。

 この写真は忘れられない「黄金の日々」を切り取ったものです。とてもとても愛らしい連中なのですよ。このサイトの中の『ぼくの詩集』の中の拙著「あのねのワルツ」の「この一編」をぜひごらん下さい。