自家製本・詩集

   書 斎   案 内


    = 花言葉に込められた思いで編集 =

  ●  エリカの章     孤独、寂しさ

  ●  カタクリの章    初恋、寂しさに耐える

  ●  ハクサン・フウロの章  信頼、気高い心

  ●  ラベンダーの章   沈黙、待ってるよ

  ●  エーデルワイスの章   大切な思い出

 詩集の題名は最終章の名をとって「エーデルワイス」としました。
前回の「ポシェットの詩」は、自分の好きな作品を集めようと思い編集しましたが、自分で作った作品はみんな捨てがたく思います。
 そこで、コンセプトを下記のように改めて編集し直しました。

 このサイトの「手作り本の窓」のページで詳しく紹介しています。

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     こんな詩集です。

爺さんが人生の旅の途中にふと立ち寄った花影(花詞)の
物静かに咲くその花たちが爺さんを語ってくれました。
おだやかに更けてゆく宵の夜話のように。

けれどもそれは爺さんの人生の道程ではありませんでした。
人生という時間の道でさまざまに変化する境遇に翻弄された体験、
それは心の中であれこれと考えられて毬藻のような姿になって残ります。
爺さんは後にそれを思い出して「詩」にしました。
その中から花たちが選んだ詩は爺さんの歴史を語るのではなく、
爺さんの心の成り立ちとか由来を語っているようです。

爺さんは自らの問題は誰に相談することもなく自分で判断し決定します。
優しい一面はあるけれど、人を馬鹿にしたり虐めたりすることは決して許しません。
ひとりぼっちが大好きです。
寂しがりやで「人の心の温かさ」には、他人事でも涙を流します。

花たちはこう読んでいたようなのです。
「うんうん、それが爺さんのアイデンティティっていうんだ。」
「だね、それを人生の「ものさし」にして爺さんは生きてきた。」
「爺さんは心の毬藻でペルソナ(仮面)を作ってたんだね。」

 この詩集は自分史ではありません。「ぼくってどんな奴か」を知りたくて、自分で書いた詩を並べて心の自画像を描いてみたかったのです。アルプスでひとり高山の風に吹かれて想いに耽るエーデルワイスの花のように、「大切な思い出」の中で人の温かさを恋うぼくを描いておきたかったのです。
                                  著者の爺さん


 

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